スポーツジムで音楽を聞くと逆効果?

スポーツジムでは、音楽が流れていることが多いですよね。また好きな音楽を聞く、あるいは思い出の曲を聞く…というように自分で用意した音楽を聞く方も多いと思います。実は筋トレ、ランニング、ヨガ等、トレーニングによっては音楽を聞くことで効果が下がってしまうものがあります。

ではトレーニング毎に、どのような音楽を聞くとよいのでしょうか。

音楽が運動を手助けしてくれる

音楽を聞いている時、皆さんは何を意識していますか。邦楽であれば歌詞、洋楽であればメロディーという風に、音楽を聞く際は意識的に何かを聞いていると思います。スポーツをする際には、意識的に体の動きと連動した「テンポ」を刻む音楽を聞くと良いとされています。

東京大学薬学部教授の池谷裕二氏によると、「運動時の音楽は動きとシンクロするものを選ぶと運動に効果的」であるとのことです。音楽を聞いている時に、なんだか気持ちが高ぶったり、楽しくなるといった感覚は、じつはこのテンポと体の動きがシンクロすることによって起こっています。

シンクロするというのは、音楽が刻む一定のリズムやテンポに合わせて、体が心地よく動くということです。またスポーツジムで音楽が流れていないタイミングや、曲が切り替わる際に動きづらさや違和感を持ったことがありませんか?

これは体が音楽に合わせて動いているからです。先ほど述べた体と音楽がシンクロするという現象は、トレーニングにおいていかに体を心地よく動かせるか、という感覚のことです。つまり、トレーニングに適した音楽とは、体を心地よく動かすことのできる音楽なのです。

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体の動きとシンクロする音楽とは

例えば、椎名林檎さん率いるバンド東京事変の「キラーチューン」という曲のMVで、椎名さん自身がリズミカルにウォーキングしながら歌っています。彼女は曲の「テンポ」に合わせて体を動かしています。運動に適した音楽とはテンポがBPM120以上のものといわれており、これは運動する際の心拍数と同じくらいです。

ちなみに運動会の入場曲に使われているような「行進曲」はBPM120前後で作られています。自分の動きとシンクロする音楽を選ぶ際には、テンポや歩幅、走るスピードを意識して選ぶのがおススメです。

音楽の曲調も重要

音楽に使われている曲調も重要になります。EDM・クラブミュージックなどの曲の場合、音楽に合わせて自然に体が動いてしまいますよね。これは体が音楽にシンクロしているということです。反対に、リラックスをした方が効果的なトレーニングの際はリラックスする音楽を聞いたほうが良いです。

バラードやヒーリング音楽などのジャンルですね。ゆったりとした曲は体の呼吸を落ち着かせることで、気分も落ち着かせます。体と心が落ち着くことで、トレーニングにより集中できるようになります。つまりトレーニングによって聞く音楽を変えることで、トレーニングの効果をさらに高めることができます。

では実際に、トレーニングをする際にはどのような音楽を聞けばよいのでしょうか。

筋トレをする際には音楽を聞かない方が良い?

筋トレ(ベンチプレス・ダンベル)を行う際には、音楽を聞かない方が良いとされています。これは筋トレを行う際、どの部分の筋肉に力を入れているかを意識することが重要とされているからです。音楽に注意がいってしまうことで筋トレの効果が逆に下がってしまうこともあり、音楽を聞かずに筋トレに集中した方がより効果的であると言われています。

どうしても筋トレ中に音楽を聞きたい!という方は、自分を追いつめる曲を聞くと良いそうです。ボン・ジョヴィの「It's My Life」やPRIDEのテーマ等、筋肉や強さを連想させる音楽を聞くと良いです。

ランニングに適している音楽

ランニングを行う際は、先に述べたようなテンポに合わせて自分の体がシンクロする音楽を聞くと効果的です。またテンポを感じることを意識するため、テンポの速い曲や、EDMやクラブミュージック等のテンポを刻むことに特化している音楽を聞くと良いとされています。

またランニングマシーンで走るスピードを徐々に早くしていくトレーニングのように、体の動きのスピードが変わっていく場合はそれに合わせて聞く音楽も変えたほうが良いです。これは先ほど述べたように体が音楽にシンクロしているため、体の動きと音楽のテンポが異なることで、心地よい運動ができなくなってしまう可能性があるからです。

ZARDの「負けないで」や爆風スランプの「Runner」等のいわゆる疾走感のある曲がおススメです。

ヨガに適している音楽

ヨガを行う際に大切となるのは、自分の体や呼吸を意識することです。ヨガに集中するために音楽を流さないインストラクターもいれば、リラックス効果を得るために音楽を流すというインストラクターもいるようです。確かにヨガに集中するといった意味で、音楽は聞かない方が良いかもしれません。

しかし音楽を聞くことでリラックス効果を得ることができ、より自分の体や呼吸に集中することができるようになります。ヨガに集中するためにはじめは音楽を聞きながらヨガを行い、途中からは音楽を聞かずに行うといったやり方もありますので、自分にあったやり方を探してみてください。

もしヨガの最中に音楽を聞くなら、リラックス効果の高い音楽がおススメです。テンポの遅い音楽を聞くことでゆっくりとした呼吸を意識でき、よりヨガに集中できるようになります。ヒーリング音楽や、インド音楽がおススメです。

ヨガの本場インドの音楽を聞くことで、よりモチベーションが上がりそうですね。

音楽を取り入れているトレーニング

音楽に合わせて体を動かすトレーニングもあります。例えばヒップホップエクササイズや、ダンス等ですね。暗闇フィットネスという、クラブのように暗い場所でクラブミュージックを流しながらトレーニングを行うものも出てきています。

今後、音楽と運動の相乗効果で、より効果的なトレーニングが開発されていくのではないでしょうか。スポーツをする際には、音楽を聞くことで体が「テンポ」を感じることにより効果的になるトレーニングと、音楽がトレーニングの効果を下げてしまうものがあります。

トレーニングに合わせて、体が心地よく動く音楽を選ぶことが重要です。また体と音楽がシンクロする音楽を選ぶ際は「テンポ」と「曲調」に着目し選択することで、よりトレーニングの効果を高めることができます。皆さんもぜひ自分にあった音楽とトレーニングを選んで、より楽しく・効果的な運動を行ってみてください。